Alessandro Michele(アレッサンドロ・ミケーレ)がクリエイティブディレクターに就任して以降、デコラティブな折衷主義へと大胆に路線変更したGUCCI(グッチ)。今年8月にはイングリッシュガーデンをコンセプトとする香水『グッチ ブルーム オードパルファム』を発売し、ノスタルジックなガーリースタイルに更なる注目が集まっています。今回は、そんなGUCCIの中でもとびきりロマンティックなアイテムのみをピックアップ。リボンとフリルが誘う、甘く可愛らしい世界に酔いしれてください。
アレッサンドロ・ミケーレと "折衷主義" について
1973年、ローマ生まれのAlessandro Michele(アレッサンドロ・ミケーレ)。2002年Gucci入社以降、レザーデザインディレクター、アソシエイト・クリエイティブディレクターと着実にステップアップし、2015年に同社のクリエイティブディレクターに就任。ノームコアやミニマリズムとは対極に位置する究極のデコラティブスタイルを発表し、衝撃的なデビューを飾りました。その結果、ブランドの売上高は過去20年で最高の増加率を記録。Gucciに新風をもたらした革命児としてファッション史に名を刻みました。 “折衷主義” とは、多種多様な要素を選択しまとめること。ミケーレ流のGucciは、ヴィンテージ、ギーク、ジェンダーレス、中世風、動物など様々なテーマを組み合わせ、大胆に凝縮したスタイルが特徴です。中でも現Gucciのガーリーアイテムは、懐かしさを感じるグラニースタイルがキーワード。レトロなのにトレンド感抜群の仕上がりで、スタイリッシュに着こなせます。
グッドガールなボウタイワンピース
最近のGucciで頻繁に登場する、ボウタイモチーフ。ブランドのアイコンであるウェブストライプをあしらったワンピースは、上品フェミニンなムードが漂います。総レース、ジュエルバックル、フリルの甘いディテールをストライプがきりっと引き締め、大人のガーリーアイテムに仕上がっています。
ロマンティックな刺繍モチーフ
ガーリーなGucciワールドを構成する上で欠かせないのが、エンブロイダリー(刺繍)モチーフ。フリルたっぷりのドレスからレトロなセーターまで、鮮やかで大きな花の刺繍をミケーレはあらゆるアイテムに使用しています。
着こなしの幅が広がる、上品セットアップ
ミドルレングスのスカートとボウタイブラウスも、今のGucciを象徴するアイテム。イギリス出身のアーティスト、アンジェリカ・ヒックスがデザインしたウェブキス柄のシルクセットアップもヴィンテージライクな雰囲気たっぷりです。ガーリーなアイテムのみでまとめた着こなしはもちろん、トラックパンツやバンドTシャツを合わせたMIXスタイルもおすすめです。
まさにガーリーそのものなリボンシューズ
一目見た瞬間にそのガーリーさにときめくこと間違いなしのレースアップリボンシューズ。グログランリボンに着いたパールが歩くたびに揺れるフェミニンなデザインです。三日月型のヒールが、レトロな印象をさらにUP。Gucciと言えばファー付きのスリッパが人気ですが、こんなガーリー度120%のシューズも魅力的です。
レディライクなバッグ&手袋
コーディネートの仕上げに持ちたいのが、レディライクなバッグ&手袋。滑らかなレザーにウェブストライプとチェーンを埋め込んだバッグは、大きなリボンのおかげで可愛らしい印象に。ハート型カットアウトの手袋を合わせれば、秋冬のお出かけがとびきり楽しくなりそうです。
思い切ったブランドの方向転換が、ファッション界を魅了しているGucci。乙女心に火をつける上品でクラシックなアイテムから目が離せません。
こちらの記事も読まれています
▶ ソーシャルスター達も夢中!今最もホットな北欧ブランドGANNIを大特集