今、ヘルムートラングは新しい挑戦を仕掛けています。2017年より、英カルチャー誌「DAZED」編集長イザベラ・バーレイ、HBAデザイナーのショーンオリバーを起用。ブランド本来のミニマル重視のデザインから、ストリート感を前面に出したアイテムまで数多く発表しました。海外のファッションインフルエンサーを中心に、現在人気上昇中の”新生ヘルムートラング”をご紹介します。
HBAデザイナー、ショーン氏が挑戦する新生ヘルムート・ラング
ミニマルなモードブランドの代表格として認知されていた2000年代初頭。Helmut Lang(ヘルムート・ラング)はミニマリズムを一つのジャンルとして服に落とし込んだデザインに注目が集まっていました。創始者であるヘルムート氏は、アーティストへと転身するなど型にはまらない活動を行うことでも知られています。ブランドは“ミニマル“の軸を崩さぬままデザイナーの入れ替わりも行われ、2010年には、日本人デザイナー滝沢直己氏がメンズデザイナーを務めました。
色褪せることないシンプルなデザインは
ヴィンテージとして今もなお注目を集めています。
2018年春夏より、HBA(フッド・バイ・エアー)のデザイナー、ショーン・オリバーがコレクションに参加。異色とも言えるストリート界からのデザイナー抜擢にファッション業界からも様々な声が上がる中、ストリートの要素が詰まった”新生ヘルムート・ラング”の人気が今高まっているのです。
ヘルムートラングで飾る、ストリートの代名詞 ”ロゴアイテム”
”ロゴアイテム”は、ショーン氏が参加した2018SSのコレクションで一際存在感を示しました。カラーとデザインから一目で分かる、今季Helmut Langのシグネチャーとも言えるロゴアイテムは、インパクトのあるデザインながら柄物との相性も良く、男女問わず着こなし可能。スタイリングの幅を広げられるロゴアイテムは多く登場しています。
ストリート×ミニマルの融合
Tシャツなどベーシックなアイテムの中には、ストリートの要素を残しつつミニマルかつモードなスタイルも。シャツやTシャツなど、一癖あるデザインは新生ヘルムートラングならではのラインナップになっています。
”ミニマル” は今も健在。
シンプルかつ、大胆に。
中には従来のヘルムート氏の”ミニマルスタイル”を牽引するアイテムも多く登場しています。裾の部分にカットアウトが入ったパーカーは、ロゴパーカーより主張を抑えつつも、シンプルかつ大胆なデザインとして登場。
また、デニムジャケットは、ハンドメイドで1つ1つ丁寧に仕上げ制作過程にもこだわりを持ったアイテムで、”世界に1つしかない”色合いを楽しむことができます。さらに、シルエットにこだわったデニムパンツもしっくりと馴染む定番のアイテムとして着まわせるアイテムになっています。