元記事(英語) BY SOPHIE HENDERSON
ダニエル・リー(Daniel Lee)率いる新生 ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)は2021年も注目の的だ。ブランドのファンたちはよくボッテガの控えめなエレガンスをミニマルなワードローブにシームレスに取り入れている。「団子バッグ」や「雲」と呼ばれているポーチバッグを中心に、パッド入りのミュール、チェーン付きのメッシュパンプス、スパイラルレザーサンダルで仕上げる。
フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)がセリーヌ(Céline)を去った後の空白を埋めるべく、ダニエル・リーはボッテガ・ヴェネタを新たな時代へと導いた。自己表現の自由を謳歌しながらも思慮深さを兼ね備え、業界が切望していた稀有なワクワク感をもたらした。彼が英国ファッション評議会(The British Fashion Council)によるファッションアワード(The Fashion Awards)でデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは当然のことだろう。
ボッテガ・ヴェネタのシューズは種類豊富でそれぞれのスタイルごとに少しずつサイズ感が異なるため、混乱するかもしれない。そこで本記事では、ブランドに精通する5人のインフルエンサーたちにボッテガのシューズのサイズ、履き心地、スタイリングのコツを聞いた。これであなたも安心してニューボッテガ・クラブに参加できるだろう。
ザ・スパイラル サンダルのサイズと履き心地
Photographer @sophiesahara
Claire (@clairerose)
ニューヨーク在住
私が幼い頃から母がボッテガ・ヴェネタを愛用していたんです。時代に左右されない確固たるブランド・アイデンティティを持ち、大きなロゴで主張しすぎていないところが気に入っています。デザインもスマートですよね。私の家にはボッテガの新作だけを集めたクローゼットがあります。
サイズとフィット感 :
ボッテガのスパイラルレザーサンダルはジャストサイズです。夏と冬に開催されるニューヨークファッションウィークもこのサンダルで難なく乗り切りました。これが快適でないとしたら、何が快適なのかわかりません。ペディキュアをお忘れなく!
スタイリング :
スネークエフェクトが施されたスパイラルサンダルの面白いところは、様々なスタイリングが可能なことです。履くたびにまったく新しいコーディネートを身につけているような感覚なんです。ドレスやオーバーサイズのブラウス、スカートに合わせたり、ジーンズにあるいはスーツに合わせるのも好きです。
今回は全身をペールピンクでまとめてブラウンを差し色にしました。ベースを淡い色味にすることで、サンダルとバッグが引き立ちます。
ザ・リド サンダルのサイズと履き心地
Image by @Monroesteele
Monroe (@monroesteele)
ニューヨーク在住
ダニエル・リーがクリエイティブディレクターに就任して以来、彼のアクセサリー、特にフットウェアとハンドバッグにとても惹かれています。ザ・リド サンダルはSNSで初めて目にして、すぐに自分のクローゼットに必要だと思いました。シックでラグジュアリーなデザインです。
ダニエル・リーは私たちが何を着たがっているかを正確に把握し、頑張りすぎることなく独自のモダンな美学で市場のギャップを埋めています。2020年には誰もが身につけているブランドになりました。
サイズとフィット感 :
ボッテガのミュールはサイズがぴったりなので3足持っています。フロント部分がスクエアになっていて、つま先より少し出ていますがそれが本来の姿なんです。ザ・リド サンダルは私のデザイナーズシューズの中でも最も履き心地の良いシューズの一つです。高さもちょうど良いし、ゴム製のグリップのおかげで滑ることもありません。一日中マイアミを歩くこともできます。
スタイリング :
ヌードカラーのザ・リド サンダルはクリーンでモダンな装いに合わせるのが好きです。他のニュートラルカラーとの相性も良いので、オールホワイトのコーディネートやモノクロルックにも使えます。タン、トープ、ブラウン、クリーム、ホワイトなどが好きですね。体にフィットしたブルージーンズにホワイトTシャツ、オーバーサイズのブレザーと合わせてリラックスしたスタイルに仕上げても良いと思います。
このミュールはあらゆるシーンで対応できるようにデザインされています。ドレスアップすることも、ドレスダウンすることも可能。夏のウェディングで花柄のドレスに合わせたり、コーヒーを飲みに行くときにも履いてもOK。その汎用性の高さに惚れ込んでいます。
ザ・パデッド ブロック パンプスのサイズと履き心地
Image by @Mascarada.paris
パリ在住
私は建築家なので、ボッテガ・ヴェネタのデザインの美しさに惹かれます。パッド入りのスタイルやイントレチャートの編み方からはブランドの伝統が感じられます。フォルムがユニークなザ・パデッド ブロック パンプスは1年中着用可能。私のマストハブです。
サイズとフィット感 :
ボッテガ・ヴェネタのパンプスはジャストサイズです。パリファッションウィークで行われたジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)の最後のショーで一晩中履いていましたが、とてもいい気分でした。
スタイリング :
その夜はRowen Roseのホワイトドレスに合わせて、イエローのアクセントを加えました。シグナルブルーのシューズと完璧にマッチしていました。このパンプスはステートメントピースであると同時にとても履きやすい靴でもあります。ワイドレッグのジーンズやレザーのバミューダショーツ、イブニングドレスなどに合わせてみたいですね。
ザ・リド フラットサンダルのサイズと履き心地
Image by @Hannamw
Hanna (@hannamw)
ストックホルム在住
フィービー・ファイロがセリーヌを去ってから、定番のアイテムにモダンでクールなひねりを加えたブランドが本当に恋しくなりました。ニューボッテガにはその感覚があります。特にダニエル・リーのシューズとバッグのクリエイションに惚れ込んでいます。
サイズとフィット感 :
ザ・リド フラットサンダルは非常に快適です。レザーが柔らかいので、エッジがまったく肌に食い込みません。サイズもちょうど良いと思います。私はヒールのあるデザインも持っていますが、やはり安定感がありますね。
このサンダルを履いて8時間ニューヨークを歩き回ったことがありますが、靴擦れしたりしませんでした。ホテルに戻ってきた時には、足が休まっている感じすらしました。
スタイリング :
ボッテガのサンダルは春先にベージュのオーバーサイズスーツとシャツの下に合わせたいですね。私はニュートラルカラーのスタイリングにアクセサリーでポップなアクセントを加えるのが好きなんです。
ビーチや都会での週末、田舎に行くときでも履いています。フォーマルから日常のカジュアルなシーンでも同じようにシックに決まります。
アーモンド パンプスのサイズと履き心地
Image by @Fundachristophersen
Funda @fundachristophersen
コペンハーゲン在住
私のスタイルはミニマルでクリーンです。ワードローブの定番アイテムに投資して、ミックス&マッチして何度も着まわすのが好き。ダニエル・リーの初めてのコレクションを見たとき、すぐに恋に落ちました。自分のワードローブに欲しかったものがすべて揃っていたんです(Old Célineに似ていますね)。 アーモンド パンプスは、少し丸みを帯びたフロントとチャンキーなミッドハイヒールのクラシックなデザインです。
ニューボッテガはすべての人に語りかけます。ミニマルなスタイルを好む人、大胆でカラフルなスタイルを好む人、それぞれのテイストに合ったアイテムが揃っています。ニューボッテガの美学はシックでエレガント、そして快適であらゆる人にマッチします。
サイズと履き心地 :
ボッテガのアーモンド パンプスのサイズは大きめなので、最大限の快適さを得るためには1サイズダウンする必要があります。私の足はハーフサイズなので、ハーフサイズダウンしました。
スタイリング :
私はオーバーサイズのブレザーとテーラードパンツでスタイリングしますが、ジーンズとも相性抜群です。カクテルイベントやディナーなど、夜のイベントでドレスアップしたいですね。
ストレッチ レザーパンプスのサイズと履き心地
Image by @Craftandcouture
Therese (@craftandcouture)
サンフランシスコ在住
私はダニエル・リーの建築的でありながら、親しみやすいデザインと考え方が好きです。彼は女性の生き方や私たちがどう感じたいかを理解しているように感じます。
ストレッチ パンプスは驚くほど快適で、私のシンプルな装いに適度な遊び心を加えてくれます。ボッテガ・ヴェネタのアイテムは特別で新鮮。ユニークでありながら親しみやすく、シンプルでありながら決して飽きのこないデザインです。ウェアラブルでありながら、知的な魅力に溢れています。彼のコレクションは、リアルな女性たちの生き方からインスピレーションを得ているように感じられます。
サイズと履き心地 :
ボッテガのパンプスはイタリアのサイズに忠実に作られていると思います。足の細い方はハーフサイズダウンしてもOK。非常に柔らかいメッシュ素材を使用しており、動きやすいです。取り外し可能なチェーンストラップがユニークなディテールです。私は普段、このストラップをバックループに数回巻き付けて締めます。これでサポート力がアップしました。
日中はフラットシューズやスニーカーを履くことが多いのですが、主張のあるヒールを履きたいときはこのシューズを選びます。幅広のスクエアフットベッドにはパッドが入っていて歩きやすく、レザーはバターのように柔らかいです。履くのが楽しみになるような唯一無二のシューズです。マメができたことはなく、履き慣らす必要もありません。
スタイリング :
夜のお出かけにはクロップド丈のレザーパンツとモックネックのボディスーツに合わせるのがお気に入り。最近は、クリーム色のフェイクレザースカートとオーバーサイズのVネックブラウスに合わせて、シンプルな日曜日のスタイルにしています。日中から夜まで、簡単に着こなせるところが良いですね。私は通常、足首より少し上の丈のボトムスと合わせて、この靴を輝かせています。
私はファッション業界で働いているので、ドレスコードが自由なんです。夜のデートや女友達とのブランチ、豪華なソワレにも履いていきたいです。