how to2021年6月18日金曜日

Monclerのダウンジャケット完全ガイド:歴史、サイズ、お手入れ方法まで

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オリジナル記事(英文): STEPHEN YU

 

Moncler(モンクレール)はどんなに過酷な環境にも耐えられる機能的なウェアが生み出せる数少ないブランドの1つだ。コラボ商品の発売やプレミアムな商品を提供することで、しっかりとファッションコミュニティの動向も掴んでいる。フランス生まれの同ブランドが提案する定番のワードローブは山登りから街へのお出かけにも対応し、常にスタイリッシュで、体を暖かく包み込んでくれる。本記事ではモンクレールについて知っておくべきこと、そして冬物の投資の選び方とお手入れ方法について解説する。

 

モンクレールの歴史

 

モンクレールは、フランス南東部に位置する山村モネステ・ド・クレァモン(ブランドの名前の由来となっている)で寝袋の会社として創業。耐久性に優れた同ブランドの寝袋は、山岳旅行者の間で人気を博した。この機能性に基づいて開発されたのがモンクレールの代名詞ともいえるダウンジャケットである。元々は小さな工場で働く労働者たちがオーバーオールと一緒に着る防寒着として作られたものだった。その後、有名なフランス人登山家Louis Terray(ルイ・テレイ)とのコラボレーションとそれに続くパフォーマンスライン「Moncler pour Lionel Terray」によって、モンクレールのダウンジャケットは世界的に知られることになる。以来、K2探検隊やマカルー登頂隊、フランスのダウンヒルスキーチームの遠征や世界初の南極点への単独遠征に登頂装備を提供してきた。

 

1980年代にモンクレールのダウンジャケットはさらなる進化を遂げる。オリジナルのステッチや様々な色のメタリックラッカー仕上げ、ジッパーの代わりにボタン、ファーのトリムやサテン、リバーシブルファブリックなど、今までになかったファッショナブルなデザインを次々と取り入れた。

 

モンクレールはどこで作られている?

 

モンクレールの製品は主にヨーロッパで製造されており、一部のエクスクルーシブで限定的なコレクションはイタリアで作られている。軽量で高密度に織られた日本のナイロンや最高の断熱性を提供する持続可能なホワイトグースダウンまで、世界中から調達した最高の素材を使用している。

 

モンクレール ジーニアスとは?


Moncler Genius(モンクレール ジーニアス)は世界の一流デザイナーを招待し、ブランドアイデンティティを再解釈して実験するプロジェクト。現在は廃盤となっているThom Browne(トム・ブラウン)デザインのGamme Bleuシリーズや、Palm Angels(パーム・エンジェルズ)、Simone Rocha(シモーン・ロシャ)、Craig Green(クレイグ・グリーン)、藤原ヒロシといった多才なデザイナーとのコラボレーションによる新しい「Genius」コレクションの発表で、常に新しい刺激とエナジーを世に送り出してきた。今後のコラボレーターには、JW Anderson(JWアンダーソン)、Rimowa(リモワ)、ALYX(アリクス)などが名を連ねている。

 

最も暖かいモンクレールジャケット

 

モンクレールのダウンジャケットで得られるものは贅沢なほどの暖かさだ。巧みなレイヤリングのおかげで、都会や南半球に住む人は極寒の冬さえも十分耐え忍ぶことができるだろう。しかし、地球の極地へ遠征に行く人やカナダの冬を乗り切る人には、さらに頑丈なものが必要かもしれない。モンクレールのダウンと羽毛の比率は90:10であり、同カテゴリーでは事実上無敵である。持続可能性を犠牲にすることなく可能な限り高いフィルパワーを保っているため、重要なのはすべての違いを生む小さなデザインのディテールだ。心地よい裏地付きのハイカラーはストームフラップや伸縮性のある手首の袖口と同様に、暖かさを維持しながら要素を外に逃がしてくれる。氷点下の気温の場合は、さらにカバー力のあるヒップ丈や膝丈のデザインを。手を温められるポケットもついている。

 

雨の日に最適なモンクレールジャケット

 

パファージャケットとダウンジャケットはモンクレールを象徴する代名詞だが、同ブランドには他にも優秀なレインウェアが存在する。定番のダウンジャケットに使用されている日本製のナイロンは高密度に織られているため、多少の雨がかかっても濡れることはないが、豪雨の時のためのよりテクニカルなジャケットもある。GORE-TEXや撥水コーティングとジッパーを備えた防雨ナイロンを使用して作られたもの、もしくは通気性と防水性を兼ね備えた技術的なメンブレンを備えた生地を2-3層重ねて作られたものを試してみて。

 

スキーに最適なモンクレールジャケット

 

もし、あなたがゲレンデでだけではなくアフタースキーでも格好良く決めたいなら、モンクレールのスキーウェアコレクション「Grenoble(グルノーブル)」がおすすめ。ゲレンデからシャレーでのひとときにまで対応できるデザイン性の高さが魅力だ。2010年に鶏をモチーフにしたロゴでデビューしたグルノーブルのディフュージョンラインは、モンクレールのトレードマークである美学と最先端の技術、そしてスキーに対応できる機能性との融合である。バイストレッチナイロンのような技術的な生地構造はスムーズな動きをサポートしてくれるだけでなく、雪山で遭難した時のためのレスキューシステム「RECCO」も搭載されている。内側のパウダースカートや2WAYジッパー、フリースの裏地付きポケットは保温性を高め、防水スリーブはスマートフォンの収納に最適だ。

 

キッズ用のモンクレールジャケット


モンクレールのキッズ向けコレクションは、大人向けのコレクションと同じように細部にまでこだわって作られており、可愛らしいジャケットからボディウォーマー、寝袋まで幅広いラインナップが揃う。外での楽しい遊びやゲームを天気のせいで諦める必要はないのだ。Kylie Jenner(カイリー・ジェンナー)と娘のStormi(ストーミ)がゲレンデでお揃いのモンクレールのウェアを着用していたように、親子でのお揃いコーデも楽しめる。

 

モンクレールのダウンジャケットのお手入れ方法

 

「モンクレールのジャケットは洗えますか?」という質問に対して答えはイエスだ。ブランドの公式ケアインストラクションには「ドライクリーニングのみ」と明記されているが、正しく以下のガイドラインに従えば、自宅でもモンクレールのジャケットを洗うことができる。

 

 

洗い方

 

スポットクリーニング:

汚れはできるだけ早く中性洗剤でスポット処理してください。

 

洗濯機洗い:

着脱可能な襟、フード、ベルトは洗濯前に外してください。洗濯機のドラム、他のアイテムのジッパーやボタンと擦れないように、メッシュのランドリーバッグの中にジャケットを入れてください。洗濯機の設定はコールドウォッシュとデリケートモードにし、ダウン専用の洗剤を使用してください。通常の洗剤を使用することはできますが、撥水加工やダウンを劣化させる可能性があります。

 

手洗い:

十分な大きさの洗面器や容器があれば、手洗いは洗濯機で洗うよりも安全です。手洗いの場合でも、余分な水分を取り除くためにジャケットを短いスピンサイクルにかけることをおすすめします。

 

 

 

乾燥方法

 

洗濯直後に収縮して平らになったモンクレールのジャケットを見るとパニックになるかもしれませんが、次の手順に従って乾燥させることで再びボリュームを取り戻すことができます。

 

回転式乾燥:

フィルパワーの数値が高いダウンジャケットの場合は、空気乾燥よりも回転式乾燥機を使用することをおすすめします。これにより、ダウンの中綿が凝集したり、ジャケット内でカビが発生するのを防ぎ、水分を保持します。低温設定とデリケートモードを使用してください。ドライヤーボールやテニスボールを使って、羽毛やダウンの中綿を再分散させましょう。

 

空気乾燥:

湿度の低い場所に住んでいる場合、モンクレールの軽量なジャケットは空気乾燥させることができます。最大の空気の流れを確保して素早く乾燥させるために、ジャケットはチャックを外して乾燥ラックまたはレールに吊るしてください。ただし、空気乾燥ではダウンの中綿のふわふわ感を復元することはできませんので、形状を保持するために10分程度の非加熱設定でのタンブル乾燥をおすすめします。

 

 

 

保管方法

 

  • 保管する前には必ず洗濯し、十分に乾燥させてください。

  • 暗くて湿気の少ない場所で保管してください。

  • ハンガーや通気性の良いダストバッグを使用してください。

  • いっぱいになったクローゼットの中に詰め込まないでください。羽毛が束になったり、形が不均一になるかもしれません。

  • 裏地を取り除き、垂直に吊るして柔らかく保ち、埃から保護します。

 

 

 

モンクレールのサイズチャート

モンクレールのサイズ選び

 

モンクレールはアウターウェア市場で最もラグジュアリーなファッションブランドとして知られており、そのジャケットはカナダグースのような機能性を重視したものよりもスリムでシャープなカッティングが施されている。購入前に考慮すべき重要なポイントを以下にまとめた。

 

 

  • 正確なサイズを知るためには、手持ちのジャケットのサイズを測って、上記のサイジングチャートと比較する。

  • モンクレールのジャケットは袖が短くカットされていることが多いため、1サイズ上のサイズを選ぶのがおすすめ。

  • 自分が住んでいる気候について考えてみよう。極寒の場合やジャケットの密度が低い場合は、暖かい服を何枚も着る必要があるかもしれないので、サイズアップするのは理にかなっている。一方、ジャケットの断熱性が高く、暖冬の場合は通常サイズでも問題ないだろう。

  • ジャケットの使い方を考えてみよう。ほとんどのモンクレールジャケットはストレッチ素材で作られていないため、アウトドアアクティビティで着用する場合は通常のサイズだと動きが制限されてしまうかもしれない。一方でスキーのようなスポーツの場合は、制限を感じることなくスキーウェアの上にジャケットを重ねる必要があるだろう。

 

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