元記事(英語):JOSEPH FURNESS
スニーカーにはクラシックなモデルというものが存在し、世界のデザイナーたちはスポーツブランドにそのインスピレーションを求めてきました。特に、キャンバス地のクラシックなバスケットボールシューズは、その汎用性の高さとタイムレスなデザインで、ファッション業界を虜にしています。
ハイトップからロートップまで、キャンバススニーカーのファンは世界中に大勢存在することでしょう。本記事では、一歩進んだラグジュアリーな一足をお求めの方に、ハイブランドのキャンバススニーカー 10 選をお届けします。
#01 visvim
中村ヒロキ手がける東京発の visvim(ヴィズヴィム)は、あらゆる世代のファッション好きに向け、普遍的なスタイルを提案するブランド。定番のキャンバススニーカーをベースに作り上げた visvim Skagway は、どんな年代にもスタイルにもフィットし、ワードローブの主力となってくれる便利な一足です。
#02 A Diciannoveventitre
ヴィンテージ、デストロイ加工がトレンドですが、流行以前からそんなスニーカーをつくり続けてきたブランドが、イタリア発の A Diciannoveventitre(ア・ディチアーノヴェヴェンチトール)です。ラバーとレザーで仕立てたレースアップブーツには、ハイトップキャンバススニーカーの面影が。一癖あるヴィンテージ加工も味があり、キャンバススニーカーファンにおすすめです。
#03 Maison Mihara Yasuhiro
こちらも日本発、Maison Mihara Yasuhiro(メゾン・ミハラヤスヒロ)は、国内外のセレブが愛用することでも知られる人気ブランド。クラシックなキャンバススニーカーをベースにしつつ、幅広のシューレースとでこぼこのラインが目を引くミッドソールが特徴のこのモデルも、入手困難になる前に手に入れたい一足です。
#04 Rick Owens
Rick Owens(リック・オウエンス)Ramones としても知られる、Rick Owens DRKSHDW(リック・オウエンス・ダークシャドウ)のローカットスニーカー。ラグジュアリーなキャンバススニーカーの中でも特に有名なモデルです。ロゴ、パターン、グラフィック共にデザインは控えめ。一流の素材を使用したシンプルなデザインが、上質なものを求める人々を惹きつけています。
#05 Burberry
どうせ買うなら一目でハイブランドとわかるデザインが欲しい、という方には、Burberry(バーバリー)のロートップスニーカーがおすすめです。クラシックなフォルムはそのままに、ブランドのシグネチャーであるチェックを落とし込み、ソールにもロゴをあしらいました。
#06 Maison Margiela
幅広いモデルを展開する Maison Margiela (メゾン・マルジェラ)の《Tabi(タビ)》シューズなら、必ずお気に入りの一足が見つかるはず。ハイトップのクラシックなフォルムを踏襲しつつ、ロゴ入りのシュータン、サイドのグラフィックディテール、<足袋>風に仕上げられたトゥで、ブランドの美学が感じられるスニーカーです。
#07 Versace
Versace(ヴェルサーチェ)の Greca ハイカットスニーカーは、ブランドのシグネチャーである<Medusa(メドゥーサ)>ロゴと<Greca(グレカ)>パターンが印象的。シンプルなキャンバススニーカーも、Donatella Versace(ドナテラ・ヴェルサーチェ)の手にかかればたちまちグラマラスで華やかな仕上がりに。
#08 Palm Angels
シックなスケータースタイルで知られる Palm Angels(パーム・エンジェルス)は、ヤシの木のパッチがリラックスムード満点のハイカットモデルを提案。カリフォルニア風のクールな足元を演出するのにぴったりの一足です。
#09 Paul Smith
Paul Smith(ポール・スミス)のスニーカー、というと意外に聞こえるかもしれませんが、この一足は注目に値します。一見クラシックなキャンバススニーカーながら、アッパーのなめらかなスエードが一線を画す仕上がりに。
#10 Balenciaga
“ボロボロ”のエクストラデストロイ加工でも話題になった Balenciaga(バレンシアガ)の《Paris(パリ)》スニーカーですが、ノーマルバージョンはクラシックなキャンバススニーカーにより忠実なデザイン。しかし、絶妙なヴィンテージ加工やステッチ、ソールのロゴには、Demna(デムナ)のモードな遊び心を感じることができます。