オリジナル記事(英文): STEPHEN YU
スニーカーは新鮮さを保つためにボックスの中で保管しておくべき?それは間違いだ。外出する時はいつも神経質に水たまりを避け、誰かにつま先を踏まれたら震え上がるような熱狂的なスニーカー愛好家もいれば、あらゆるシーンで同じスニーカーを履き、足を踏まれても笑顔で対応する人もいる。一部の人にとってスニーカーは箱の中で保管するものではなく、廊下で無造作に山積みにしておくものなのだ。
一方で「すでにボロボロならこれ以上悪くなることはない」という考えのもとに、あえてダメージ加工が施されたスニーカーを購入する人たちもいる。イタリア発のスニーカーブランド、Golden Goose Deluxe Brand(ゴールデングース・デラックス・ブランド)は、こういった人たちのリーダー的存在だ。同ブランドは、履き古したConverse(コンバース)のような信頼できる古い友人というよりも、装飾品に近いピカピカのスニーカーとは一線を画し、長年履き込まれてきたかのようなヴィンテージ加工を施している。
イタリアのヴェネツィアでデザインされながらもインターナショナルなインスピレーションを受けているGolden Gooseのスニーカーは、世界各国の物語や経験を美しく表現している。シグネチャーモデルである《Superstar》を見てみよう。このモデルは、LAのダウンタウンでスケートボードに乗っていた時についたような擦り傷と、ヴィンテージのバスケットボールスニーカーのフォルムをミックスしているが、インディーズバンドがツアー中に死ぬほど履いていたものや、Ramones(ラモーンズ)がCBGBに行った時に履いていたもののようにも見える。これこそがGolden Gooseを特別なものにしている理由である。どの一足を履いていても、過ぎ去った時代の記憶や海外旅行、スポーツの象徴的な時代、大西洋を横断する音楽シーンの誕生といった記憶を呼び起こしてくれるのだ。
Golden Gooseのスニーカーは履き古されたように見えるかもしれないが、これらは特別な方法で生み出されている。何世代にも渡る製靴の経験と知識を持ったイタリアの職人によって作られており、そのクラフツマンシップのレベルは他のラグジュアリーブランドで見られるローファーやダービーと同等だ。伝統的でありながらモダンであり、一つ一つ手作業で施された独特のダメージがそれぞれのスニーカーに唯一無二の魅力を添えている。
Golden Gooseは履く人の人生を豊かにするためにスニーカーを作っている。高品質であるにもかかわらず、汚れないように気を遣う必要はない。すぐに自分のものにできるように予めくたくたに作られているのだ。本記事では、Golden Gooseのスニーカーのサイズ、スタイリング、フィット感について各国のインフルエンサーたちに聞いた。
インフルエンサー・東京在住
シンプルでクラシックなスニーカーを探しているのであれば、ホワイトベースの《Superstar》がいいと思います! どんなコーディネートにも合うし、 このスニーカーを合わせるだけでシックでモダンなテイストを一味加えてくれるので、とてもオシャレに見えます。絶対に1足は持っていて欲しいスニーカーです!ちなみに私は4足持っています!笑
スタイリング:
写真で履いているのはGolden Goose青山店のLABでカスタマイズしてもらったデザインです!シンプルなスニーカーにお好みでシューレース、スタンプ、落書き、ダメージ加工をしてもらった特別の一足です。
普段はデニムパンツに合わせて履いていたり、時にはスカートやワンピースに合わせたりと、基本的にはどんなスタイルにも本当に合うんです。特にキレイめなスタイルなら、このヴィンテージ加工が映えて、ちょっと崩したコーディネートになる感じも個人的にかなり好きです。
サイズとフィット感:
普段は24cmか24.5cmの靴を履いていて、Golden Gooseはハーフサイズの展開がないので37を履いていています。サイズはピッタリです!ほとんどのスニーカーがレザー素材で、履いているうちにレザーが柔らかくなり足に馴染んでくるので、普段のサイズか少し小さめのサイズを選ぶのをお勧めします。
お手入れ方法:
ほとんどのデザインにダメージ加工がされているので、汚れてしまう心配はあまりしないのですが、繊細なレザーなので雨の日に履くのは避けています。念のため購入後は汚れ、水や型崩れを防止してくれるスプレーをいつもしています。あとは、ソールが長持ちするようソール用のグルーを使っています。
今年の初めにGolden Gooseのランニングソールのスニーカーを手に入れたのですが、デザインがとても気に入っています。コントラストの効いたパターンがすぐに目に飛び込んできて、「これは私の靴だ」と思いました。普段はもっとすっきりとしたシルエットのスニーカーを履いているのですが、ステートメントピースになるようなファッション性の高い一足を探していました。この靴のプラットフォームは完璧で、以前試した他のスニーカーのように私の足を大きく見せることもありません。
スタイリング:
このスニーカーをスタイリングする方法はたくさんあります。私はいつもスキニージーンズとキュートなトップスを合わせています。シーンによってはブレザーを羽織ってスマートに着こなすこともありますね。ユニークなパターンのおかげでどんなコーディネートに合わせても、このスニーカーはステートメントピースになってくれます。だから、トップスはできるだけシンプルにまとめるようにしています。今度は陽気なミニドレスに合わせてみたいです。履いていると思わず笑顔になってしまうようなスニーカーです。
サイズとフィット感:
Golden Gooseのスニーカーを購入するなら、いつも通りのサイズを選ぶといいでしょう。私は通常通りのサイズでぴったりでした。私はこれまでにサイズ関係でいくつかのブランドを返品したことがありますが、Golden Gooseは本当に信頼できます。もちろん、スニーカーのスタイルにもよりますが。
Golden Gooseのスニーカーは非常に履き心地が良く、一日中履いていても疲れません。ランニングソールのスニーカーは私の成功した買い物の一つです。いつもの私ならあまりしないことなんですが、他の5色も購入したいほどです。楽しくてもっとユニークなスタイルのスニーカーを探しているなら、Golden Gooseがおすすめです。
お手入れ方法:
このスニーカーを購入してから特別なお手入れは必要ありませんでしたが、長年の間に学んだ、できるだけ新品のようにきれいな状態を保つためのヒントがいくつかあります。まず、汚れがついたら乾いたブラシを使って拭き取ってください。次に簡単なコツとしては靴紐を洗うことです。靴紐をクリーンな状態にしておくと、スニーカー全体が綺麗に見えます。
私は数年前からGolden Gooseの《Superstar》のスニーカーの大ファンです。とてもユニークで魅力的だからです。ネオンカラーからパステルカラーまで様々なカラーバリエーションがあり、ベルベット、キャンバス、レザーなど素材も豊富。また、キラキラのグリッターやクリスタルの装飾などもあり選択肢は無限大です。彼らは真のステートメントシューズです。
スタイリング:
ドレスアップもダウンもできるところが気に入っています。私は普段ふんわりとしたドレスとジーンズに合わせていますが、スーツのジャケットやパンツとも好相性です。素晴らしいコントラストを生み出しますよ。
サイズとフィット感:
Golden Gooseのスニーカーはサイズに忠実です。ハーフサイズ展開がないので、普段ハーフサイズを履いている方はワンサイズ上を選ぶと良いでしょう。私は足幅が広いですが、ゆったりとしたフィット感でとても快適です。毎日ロンドンを歩き回っている私にとって快適さは特に重要なポイント。このGolden Gooseのスニーカーは私が持っている靴の中で一番履き心地の良いデザイナースニーカーです。本当に信じられないほど快適なんです!これまでにGolden Gooseのスニーカーは少なくとも7〜8種類試しましたが、快適さに不満を感じたことは一度もありません。他のデザイナースニーカーと比較して、Golden Gooseは歩きやすいです。
お手入れ方法:
お手入れ方法は素材によって異なります。ベルベットやムートンの場合は雨の日には履けません。ラッシュアワーの地下鉄や混雑した道でクリスタルをなくしたくないので、クリスタルのついたものにはいつも気をつけています。一般的にレザーのものはお手入れが簡単で、時々拭くだけできれいになります。
ELLEとELLEGirlJapanのファッションエディター・コペンハーゲン在住
スニーカー中毒の私にとってスニーカーは毎日のスタイリングに欠かせないアイテムです。中でもランニングソールのスニーカーが絶対的なお気に入り。Golden Gooseのシグネチャーディテールとスポーティな要素をミックスしているところが良いですね。カラフルな色使いやプリントでアクセントをつけるのが好きなので、このスニーカーはとても自分らしいです。
スタイリング:
まず、Golden Gooseのスニーカーからコーディネートのテーマを設定できるディテール(スネークスキンのプリント、紫色、メタリック素材など)を1つ選びます。例えばスネークスキンのプリントにフォーカスする場合は、同じパターンのパンツを選びます。紫の色を選ぶ場合は、同じ色のジャケットまたはジャンプスーツを選びます。スニーカーの雰囲気を自分の服に合わせることがポイントです。
サイズとフィット感:
私の普段のスニーカーのサイズは24cmですが、少し大きめのサイズで体全体のバランスやプロポーションを整えたいと思ったので24.5cmを選びました。Golden Gooseのスニーカーは他のスニーカーブランドに比べてゆったりとしたフィット感です。 とても快適で、長い間歩いた後でも足が疲れることはありません。他のスポーツウェアスニーカーほどクッション性はありませんが、安定した高い厚底ソールのため歩きやすいです。
お手入れ方法:
スニーカーのための特別な手入れはしませんが、湿気を避けるために常に乾燥した風通しの良い場所で保管しています。
Emiliana Soto (@highfrequency___)
ファッションInstagrammer・マイアミ在住
私にとって、どんなアイテムと合わせてもコーディネートが決まるスニーカーは欠かせません。だから、Golden Gooseのスニーカーは私のクローゼットの定番アイテムなんです。《Superstar》、《Ball Star》、《Hi Star》、《Slide》など、Golden Gooseのスタイルは1足以上所有しています。最近は、私が持っている靴の中で最も履き心地の良いスニーカーのひとつである《Ball Star》を愛用しています。定期的に履いているため足に馴染んできて、レースをほどくことなく脱いだり履いたりできるようになりました。
ほとんどのハイブランドのスニーカーは、Golden Gooseほどタイムレスではありません。私が初めて購入したGolden Gooseのスニーカーは今でもクローゼットの中にあり、何年経っても履き続けています。買ってから何度も使えるように《Superstar》を選びました。もちろん今も愛用していますが、私の新しいお気に入りは《Ball Star》で、次の購入になると自信を持って言えます。《Ball Star》 にはヴィンテージ感があり、どんな服装もスポーティでありながらトレンディに見せてくれます。
スタイリング:
私はよくメンズコーナーで買い物をしたり、父親やボーイフレンドの服を借りて着ています。そのため、スニーカーにゆったりとしたボトムスとオーバーサイズのTシャツを合わせるのがマイスタイル。ごくまれに女の子らしい服装をしたり、少しドレスアップする必要がある場合はスカートやドレスも着用しますが、バランスをとるために足元にはGolden Gooseのスニーカーを合わせます。クールでユニークな要素を維持することは、私には欠かせないことなのです。また、ドレスアップしたいけどヒールは避けたい、という時にもGolden Gooseは重宝します。Golden Gooseはただのスニーカーではありません。ステートメントピースとして、カジュアルからスポーティー、エレガントからフェミニンまでどんなテイストのコーディネートにも溶け込みます。
サイズとフィット感:
サイズ感としては、ジャストサイズだと思います。私はUS7.5とUS8の中間サイズですが、Golden Gooseのスニーカーを購入するときはいつもEU38を選んでいます。
履き心地についてはスニーカーのスタイルにもよると思います。前述したように、頑丈なヒールと柔軟性の低いプラットフォームを持っている《Hi Star》や《Superstar》 に比べて《Ball Star》のスタイルは最も快適だと思います。誤解しないでほしいのですが、Golden Gooseには履き心地の悪いスタイルはありません。ただ、《Ball Star》の快適さがネクストレベルなんです。私が持っているGolden Gooseのスニーカーはすべて春の大掃除に何度も耐えてきました。これは機能性、汎用性、耐久性の証です。
お手入れ方法:
スニーカーのお手入れの習慣があるというわけではありません。新しく購入したスニーカーを新品状態のままにしておくのは好きではないので、自分のものにするまで繰り返し着用して履き崩します。Golden Gooseのスニーカーは最初からヴィンテージ加工が施されているため、何度履いても見た目はほとんど買った時のままなんですよ。だからGolden Gooseのスニーカーは持ちも良いんです。アドバイスとしては、泥や雪の中に入ることがわかっている場合は履かないようにすることです。スエード素材が劣化する原因になります。もし埃まみれになったり汚れたりした場合は、ぬるま湯に浸して洗濯布で優しく擦ってきれいにしてください。