2022年夏の足元のキーワードは Throwback(スローバック)。昨年に引き続きY2K(2000年代)ファッションがトレンド前線に浮上しています。ノスタルジックなプラットフォームシューズや素足のようなストラッピーサンダル、フィッシャーマンサンダルとも呼ばれるグルカサンダルに注目してみて。機能性と快適性を備えたピローサンダルやスポーティーサンダルも人気上昇中です。今回の記事では、2022年のトレンドとファーフェッチのおすすめサンダルをピックアップしてお届け。
Y2Kファッションを象徴するプラットフォームサンダル
2022年夏のビッグトレンドであるプラットフォームサンダルはY2Kファッションを象徴するシルエットの一つ。特に今季は、Versace(ヴェルサーチェ)や Lanvin(ランバン)、Coperni(コペルニ)のランウェイでも登場した背の高いチャンキーなプラットフォームが狙い目。オーバーに感じるくらいの厚底ソールが気分です。ミニスカートやカーゴパンツと合わせて旬のY2Kスタイルを楽しんで。
#01 Versace(ヴェルサーチェ)
Versace(ヴェルサーチェ)のプラットフォームサンダルは、2022年春夏コレクションで登場し話題を集めました。ファーストルックを飾ったシンガーの Dua Lipa(デュア・リパ)も着用したトリプラットフォームサンダルは、オープントゥのセクシーなデザインとメドゥーサヘッドのチャームをあしらったバックルが特徴。カジュアルなデニムコーデからエレガントなセットアップにもマッチします。
#02 Coperni(コペルニ)
Courrèges(クレージュ)を復活させ脚光を浴びた Sebastien Meyer(セバスチャン・メイヤー)と Arnaud Vaillant (アルノー・ヴァイヤン)の2人による Coperni(コペルニ)。同ブランドのアイコニックなY字プラットフォームサンダルはSNSでファッショニスタの足元を席巻しました。今シーズンはシェルビーズをあしらったものや花柄プリントを取り入れたものなど多様なデザインがラインアップ。
#03 GUCCI(グッチ)
GUCCI(グッチ)からはシグネチャーの GG パターンが目を引くスライドサンダルをピックアップ。ヴィンテージ感漂うデニムジャカードとフラットなプラットフォームがレトロな雰囲気。ソールはクッション性のあるラバーで足を優しく包み込みます。スタイリッシュさと実用性を兼ね備えた逸品です。
#04 Simon Miller(サイモンミラー)
ニューヨーク発ブランド Simon Miller(サイモン ミラー)を象徴するプラットフォームサンダルは、思わず二度見してしまうほど背の高い厚底ソールがポイント。足元にボリュームが出るので、上半身はすっきりまとめるのが着こなしのカギ。週末のランチやショッピングでは、タイトなミニスカートやクロップドカーディガンと合わせてフレッシュなY2Kスタイルを完成させましょう。
素足のようなストラッピーサンダルでセンシュアルに
2022年も引き続き華奢なストラッピーサンダルが流行の兆し。数年前から注目されていたトレンドですが、今季はより個性的なデザインが多揃います。コーディネートのアクセントとなるユニークなディテールに着目してみて。
#05 Off-Whte(オフホワイト)
ストリートとラグジュアリーを融合させた大胆なデザインで若者を中心に絶大な支持を集める Off-White(オフホワイト)。マルチカラーで構成されたストラッピーサンダルは、シンプルながらも個性が光る逸品。スリムなメタルヒールがシャープでエッジィな雰囲気を添えています。タイトなミニドレスからオーバーサイズなスウェットセットアップまで、幅広いスタイリングに合います。
#06 LOEWE(ロエベ)
イタリアの画家、ヤコポ・ダ・ポントルモの絵画が着想源となった LOEWE(ロエベ)の2022年春夏コレクションでは、ネイルボトルや バラ、割れた卵といったモチーフをヒールにあしらったアイキャッチーなサンダルが話題となりました。ポップなバックスタイルとは裏腹に、フロント部分は華奢なダブルストラップでセンシュアルに。2つの表情が楽しめる新鮮なデザインを日常に取り入れてみて。
#07 Jacquemus(ジャックムス)
パッド入りのストラップとレザーインソールで仕上げたJacquemus(ジャックムス)のヒールサンダル。まるで海水のように鮮やかなターコイズブルーが爽やかな印象を与えます。日々のスタイリングの差し色として投入するのはもちろん、バケーションをテーマにハワイで披露された2022年春夏コレクションのように全身を一色でまとめあげるのも素敵です。
通気性と機能性を備えたグルカサンダルはデイリーで活躍
昨年からじわじわ人気を集めてきたグルカサンダル(フィッシャーマンサンダル)。そもそもグルカサンダルとは19世紀に英国領だったインドでグルカ兵が履いていた軍靴のこと。The Row(ザ・ロウ)や Prada(プラダ)、Max Mara(マックス マーラ)といったブランドがハイファッションに持ち込んだことで、人気に火がつきました。通気性と機能性に優れたグルカサンダルは普段使いに最適です。
#08 The Row(ザ・ロウ)
昨年から感度の高いファッショニスタの足元を飾っているのが The Row(ザ・ロウ)のグルカサンダル。タイムレスで洗練されたスタイルに定評のある同ブランドが展開するフィッシャーマンサンダルは、履き心地の良いラバーソールとなめらかなレザーで仕上げたラグジュアリーな一足。ミニマルなセットアップやマキシドレスに合わせて洗練された夏の装いを完成させて。
#09 Church's(チャーチ)
イギリスの老舗シューズブランド Church's(チャーチ)の《ケルシー》サンダルは、Tバーアンクルストラップとクッション入りソールを採用し、クラシカルなフィッシャーマンサンダルをモダンにアップデートしています。すっきりとした佇まいなので、どんなコーディネートにも自然に溶け込みます。
#10 MARNI(マルニ)
まわりと差がつくひねりの効いたグルカサンダルをお探しなら、MARNI(マルニ)は必見。同ブランドらしい鮮やかな色を用いたバイカラーのキャンバスストラップにチャンキーなフラットフォームを配した一足。ビジューを施した華やかなデザインもあり、バリエーション豊富なのであなたにぴったりの一足が見つかるはず。足元にさりげない遊び心をプラスしてくれます。
立体的なシルエットが目を引くピローサンダル
今季はふっくらとしたクッション性のあるピロータイプのサンダルも押さえておきましょう。そのバリエーションは、スポーティーなスライドやシックなミッドヒール、ゴム製のビーチサンダルなど多岐に渡ります。ベッドで寛いでいる時のような快適さを外でも味わうことができるピローサンダルは一足あると重宝します。
#11 Gianvito Rossi(ジャンヴィト・ロッシ)
Gianvito Rossi(ジャンヴィト・ロッシ)のアイコニックな《ビジュー》コレクションからグラマラスなムードのスティレットサンダルをご紹介。丸みを帯びた立体的な2本のストラップが柔らかでセンシュアルな雰囲気を醸し出しています。スティレットヒールのセクシーな魅力とクッション性のあるスニーカーのエッセンスを見事に融合させた同サンダルは、日常から華やかな夜の装いまでシームレスに着こなせるモダンでエレガントな一足です。
#12 Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)
ファッショニスタから絶大な支持を集める Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)の《ザ リド》サンダルは、膨らみのあるイントレチャートをフロントストラップに配したアイコニックな逸品。インソールにも同様のパターンを配し、ソールの裏側にはラバーグリップを施すなどディテールにもこだわっています。爽やかなサマールックの足元を彩って。
#13 Isabel Marant(イザベル・マラン)
Isabel Marant(イザベル・マラン)の《オリーン》サンダルはパッド入りストラップとフラットフォームソールをあしらったモダンな一足。かかと部分に取り付けられたラバーバンドが足をしっかりと固定し、快適な歩行をサポートしてくれます。今季の注目カラーであるロイヤルブルーをチョイスすれば、クールで引き締まった印象に。コーディネートの差し色にもおすすめです。
モードなファッションアイテムに昇華したスポーティーサンダル
BALENCIAGA(バレンシアガ)や Rag & Bone(ラグ&ボーン)といったブランドによって、今季は快適な履き心地のスポーティーサンダルがモードに昇華しました。2022年春夏コレクションでは、ネオプレーンやラバー、メッシュなどの素材を使った多様なアスレジャーサンダルが登場しています。風通しの良いデイドレスとのコントラストを演出したり、シャツとショートパンツに合わせてラフな着こなしを楽しみましょう。
#14 BALENCIAGA(バレンシアガ)
ダッドスニーカー風のレトロなデザインが特徴的な BALENCIAGA(バレンシアガ)の人気スニーカー《トラック》からサンダルスタイルが登場。メッシュやキャンバス、ラバーを巧みに組み合わせ、デザイナーのDemna(デムナ)ならではの前衛的なアプローチを体現しています。普段のコーデに投入するだけで、トレンド感のある着こなしが完成します。
#15 Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)
Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)の《フラッシュ》サンダルは、耐久性に優れたハイキングストラップに着想を得た調節可能なバックルとシグネチャーである丈夫なブロックヒールが特徴。まるでスーパーカーのような未来的なデザインが足元に個性的なムードを添えてくれます。
#16 Jil Sander(ジル・サンダー)
Jil Sander(ジル・サンダー)からピックアップするのは、クロスオーバーストラップに存在感のあるチャンキーソールをあしらったスポーティーサンダル。ミニマルなブランドの美学を投影したシンプルで使いやすいデザインが魅力です。ワイドパンツやマキシ丈のドレスに合わせてミニマルなスタイリングに仕上げましょう。
90年代を代表するサボがカムバック
90年代に流行したサボが再びトレンド前線にカムバック。スタイリッシュでありながら1日中履いていられるほど快適、しかも着脱が簡単。夏だけでなく春や秋など季節の変わり目にも活躍してくれます。今シーズンはフラットなローヒールが狙い目。
#17 PRADA(プラダ)
丸みを帯びたシルエットと厚底ラバーソールが特徴的な PRADA(プラダ)のサボサンダル。シルバーのスタッズとアイコニックな三角ロゴプレートでアクセントを効かせた一足です。ローファーのような佇まいなので、フォーマルなコーディネートにもマッチします。
#18 Khaite(ケイト)
ニューヨーク発の Khaite(ケイト)の《ルッカ》サンダルは、伝統的なクロッグサンダルをモダンかつミニマルにアレンジ。低めのウッドヒールにしなやかなレザーとゴールドのスタッズを配し、洗練されたボヘミアンスタイルに仕上げています。フォーマルなジャケットスタイルやドラマチックなサマードレスの外しアイテムとして活躍してくれそう。
#19 Crocs(クロックス)
2022年春夏コレクションで BALENCIAGA が Crocs(クロックス)とのコラボレーション第2弾を発表したこともあり、感度の高いファッショニスタの間で再びクロックスが話題となっています。今シーズンはモダンにアップデートされたデザインが多数ラインアップ。数年前に履いていたクロッグサンダルを引っ張り出してもう一度履いてみるのも良いですが、厚底スタイルやバイカラー、スポーティーなストライプなど、今季のムードにぴったりのデザインをチョイスしてみるのも良いでしょう。
#20 GANNI(ガニー)
SNSで話題の北欧ブランド GANNI(ガニー)からは、秋冬シーズンに流行したリサイクルラバーブーツのクロッグバージョンをセレクト。サステナビリティにフォーカスするブランドならではのエコフレンドリーなアイテムです。ちょっとしたお出かけから、旅先での観光まで幅広いシーンで活躍します。