オーバーオールは、ファッショニスタの間で常に大人気のアイテムだ。フランスではサロペット、イギルスではダンガリーズとも呼ばれている。今回はキュート&大人っぽいオーバーオールのコーディネート術をご紹介。人気ブランドの個性的なオーバーオールもピックアップする。
オーバーオールの着こなしはインナーがカギ
TIP#01. まずは手持ちのTシャツとレイヤリング
オーバーオールをコーディネートに取り入れる時のポイントはインナー選び。どんなインナーをチョイスするかによって印象がガラリと変わる。まず、オーバーオール初心者にはTシャツをおすすめしたい。手持ちのTシャツをレイヤリングするだけで定番のオーバーオールコーデが完成する。
ニューヨークの人気ブランドRachel Comey (レイチェル・コーミー)からは、モードなボルドーカラーが目を引くオーバーオールをピックアップした。インナーにはシンプルな白Tシャツをレイヤリングしてカジュアルに。足元にトレンドのウエスタンブーツを合わせれば、秋を先取りしたエッジーな雰囲気が演出できる。
ロサンゼルス発のデニムブランドMOTHER(マザー)からは、デイリー使いに最適なデニムオーバーオールをご紹介。程良いフィット感のワイドレッグデザインが、履く人の脚を美しく見せてくれる。インナーのTシャツはシンプルな無地でももちろん良いが、今季はトレンドのタイダイ柄を合わせて旬な着こなしに仕上げてみよう。
TIP#02. フェミニンなブラウスで大人なオーバーオールコーデに
カジュアルなイメージの強いオーバーオールは、フェミニンでエレガントなブラウスをレイヤリングすることで上品な大人のコーディネートに昇華させることができる。
旅からインスパイアされたニューヨーク発ブランドApiece Apart(アピースアパート)のオーバーオールは、すっきりとしたラインと緻密なテーラリングでモダンな雰囲気。全体的にタイトなシルエットなので、インナーにパワーショルダーのブラウスを持ってきてもトゥーマッチな印象にならない。小物でブラックを投入すると引き締まって見える。
ブラジル発のAmapô(アマポー)からはストレートフィットなデニムオーバーオールをセレクト。デニムオーバーオールは子供っぽく見えてしまいがちだが、透け感のあるシアーなブラウスを合わせることで、大人なムードが演出できる。オープントゥのサンダルやミニバッグをプラスすれば、週末のランチやデート仕様に。
TIP#03. トーンをまとめてこなれ感を演出
ワンランク上の大人オーバーオールコーデを目指すなら、色のトーンをまとめてみよう。オーバーオールのカラーと同系色のインナーをレイヤリングすると、統一感が出てグッとこなれた雰囲気が出る。
ミニマルでシンプル、そしてハイクオリティなデザインで人気を集めるJil Sander(ジル・サンダー)からは、ゆったりとしたシルエットが特徴のオーバーオールをピックアップ。胸元の結び目のディテールがポイントだ。オーバーオールの色とマッチしたノースリーブTシャツをスタイリングしてワンピースのように仕上げて。クロップド丈を生かし、ヒールをプラスして足首を強調するとスタイルアップ効果が期待できる。
清潔感のあるFRAMEのホワイトオーバーオールは、プレミアムジーンズブランドらしい計算されたシルエットとフィット感が魅力だ。インナーから小物まで全て同系色でまとめた上級者向けコーディネート。
TIP#04. 派手カラーのインナーでまわりと差をつけて
派手カラーや柄物トップスとのレイヤリングコーデはオーバーオール上級者におすすめ。お洒落度が格段にアップするので、まわりと差をつけたい人や個性をアピールしたい人はぜひとも挑戦してみてほしい。
韓国発の新鋭ブランドSJYP(エスジェイワイピ)からは、パッチワークのようなユニークなデザインが特徴のオーバーオールをご紹介。すでにインパクト大な一着だが、インナーにはあえて主張の強い柄物トップスを合わせてみよう。着こなしのポイントは色を統一させること。オーバーオールと同色の柄やカラーが入ったトップスなら、散らかった印象にならない。小物はニュートラルな色でまとめて。
グラマラスでエネルギッシュなデザインで知られるPinko(ピンコ)のデニムオーバーオールは、ウエストのベルトがアクセントとなったシンプルな一着だ。インナーとしておすすめしたいのは、コペンハーゲン発の人気ブランドGANNI(ガニー)のメッシュトップ。スリムなシルエットなのでレイヤリングしやすい。GANNIには他にもカラフルでユニークなメッシュトップが多数ラインナップしているので要チェック。
お気に入りのオーバーオールで
あなたらしいコーディネートを!
懐かしいイメージが強いオーバーオールも、コーディネート次第で印象も自由自在。オリジナリティある着こなしが楽しめる。自分らしいオーバーオールを見つけて、様々な雰囲気のストリートコーデを楽しんで。