小説のカバーやアニメのイラストを刺繍したブッククラッチが大人気のOlympia Le-Tan(オリンピア・ル・タン)。ストリートの着こなしはもちろん、可愛らしいクラッチをエレガントなドレスに合わせてレッドカーペットを歩くセレブリティも多く見られます。数量限定のクラッチバッグはコレクターも多く、ブランドのために作られたショートフィルムはカンヌ国際映画祭でも上映されました。今回は、世界中の文学少女を虜にするOlympia Le-Tanについてご紹介します。
Olympia Le-Tanのブランドヒストリー
著名な画家の祖父と、フランス人イラストレーターPierre Le-Tan(ピエール・ル・タン)を父に持つデザイナーのOlympia Le-Tan(オリンピア・ル・タン)。ロンドンで生まれ、パリで育った彼女は、CHANELのKarl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド) の元でインターンを経験。その後、当時 BALMAINのクリエイティブ・ディレクターであったGilles Dufour (ジャイルス・デュフォー)の元で7年間のキャリアを積みました。
祖母から受け継いだ刺繍の技術と、父と祖父譲りのアーティスティックな感性を生かし、2009年に自身の名を冠したブランドを発表。ブランドの看板アイテムであるブッククラッチをメインに、ワッペンや衣服のデザインも手がけています。
ブッククラッチの裏にはシリアルナンバーが
ブッククラッチは、彼女のラッキーナンバーの16個限定で製作されることも多く、裏にはそれぞれのシリアルナンバーが刺繍されています。こんな小さなこだわりも、Olympia Le-Tanがファンを魅了する要素の一つ。
▽ Olympia Le-Tan/Dry クラッチバッグ(写真左)
▽ Olympia Le-Tan/Milton Glaser ブッククラッチバッグ(写真右)
女優たちを魅了する知的で可愛いブッククラッチ
文学派の父から多大な影響を受けているOlympia Le-Tan。小説のカバーを温もりある刺繍で表現したブッククラッチは、このブランドの大人気アイテムです。アガサ・クリスティから川端康成まで、世界中の小説家の作品をモチーフにしているのもポイント。知性派の女優、Natalie Portman(ナタリー・ポートマン)やTilda Swinton(ティルダ・スゥイントン)が愛用しているのも頷けます。
▽ Olympia Le-Tan/Evil Under The Sun クラッチバッグ(写真左)
アニメコラボのクラッチバックにも注目
好きなアニメに『となりのトトロ』を挙げるほど、アニメ好きのOlympia Le-Tan。ハローキティや不思議の国のアリス、マーベルのコミックなど、キャラクターモチーフのクラッチも多くラインナップしています。ブッククラッチに負けず劣らずの人気を見せているのが、牛乳パック型のMilk Box。キティちゃんのデビュー当初を思い出させるような懐かしい色使いとデザインが、乙女心をくすぐります。
▽ Olympia Le-Tan/Notebook Alice クラッチ(写真左)
▽ Olympia Le-Tan/Lunch Milk Box 斜めがけバッグ(写真右)
ファッションアイテムもキュート!
ブッククラッチからスタートしたOlympia Le-Tan ですが、瞬く間に広がった人気に伴い2013年の春夏よりファッションアイテムを展開。バッグ同様フランス生産される衣装たちは、ハイブランドと同様の高級素材を使用。バッグとトータルコーディネートすることで、ノスタルジックでガーリーな世界観に浸れそうです。